あらすじ
閉館する『映画館未来』を管理人、夏川が片付けていたら見覚えのない映画フィルムを見つけた。それは未来が見えるフィルムで、たちまちその噂が広まっていくなか、孫の凛子が遊びにやって来た。喜ぶ夏川だが、あろうことか映画は凛子の両親が亡くなることを予言したのだ。そして閉館日当日、夏川は謎の青年に出会うのだった。
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作品ができたきっかけ
五月頃、うたた寝してたら「未来が見える映画館」を舞台に話を書いたら面白いんじゃないかと思いついたのがきっかけです。
はじめはこんな話だった
ブロットを書いている時は、隕石が落ちてくる未来を映画館が予言して人々がパニックになり映画館に誰も来なくなる。そして人類滅亡当日、宇宙人の青年が映画フィルムを回収しにくる話だった予定でした。
けれども話が長くなりそうだったので割愛。
次はこんな話だった
夏川のひ孫、こと監督ナツカワ・ジョージが作った映画だったというオチでした。
映画の放映が終わり、インタビューを受ける監督が帰りに墓参りに行き線香をあげるというシーンで終わる予定だったのです。
苦労したところ
映写機を動かすシーンの描写には苦労しました。
調べていても、歴史とか部品の名前が多くて、動かす(映画を映す)手順を説明してくれているものが少なかった記憶があります。
なのでこの漫画の説明はとても役立ちました、ありがとう。
名前の由来について
夏が舞台の話だったので夏をいれました。
最初は河合で次に夏河、だけど爽やかさがないなと夏川になりました。
そして結構、他の人の名字はその場の思いつきだったりします。それこそ凛子は凛という名前が流行っているので付けたのぐらい結構適当です。
ちなみに作中では出てきませんが夏川の妻の名前は奈緒美だったりします。
名前考えるのがめんどくさくて読んでた本の登場人物から借りたのはいうまでもない。
もしもの夏川の未来
作中、YouTube撮影中にやって来た夏川の妻が帰り際に「よかった未来通りにならなくて」というシーンがあります。
これについては十人十色な解釈があると思うので参考までに個人的な解釈を記しておきます。
↓柳暗馨香(作者)個人の解釈↓
【凛子の両親が亡くなり、夏川夫婦が孫を引き取る。夏川は後悔と自責の念に駆られる日々を過ごした。その後、持病が悪化し亡くなる。という未来を見た】
終わりに
小説というものを本格的に書いき始めてから四年ほどの年月が経ちました。今作は今までの自分だったら書かないような新しい挑戦した作品になっています。
あいかわらず更新も執筆も亀の歩みですが、近頃は調子がよくなってきたので執筆については早くなるかもしれません(といいながら調子が悪いなることが多いのですが……)。なのでこれからも気長に待ってもらえると嬉しい限りです。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
(長編BLがんばって制作中です。いつ公開できるか分からないので大きな声で言えませんが……)