あの頃は若かった
「人魚と言の葉」は「遺品の国」執筆後の二作目の作品になります。
記事を書くにあたって、内容がうろ覚えだったので、久しぶりに読み返してみました。
一言でいうと、少年ネモが引っ越してきた少女ミネルヴァの正体を知り、殺されそうになる話です。
二年前の私ぶっ飛びすぎでは?
若々しいといえばそうですが、何より粗がすごい。
ツッコミどころが多い物語でした(笑)……。
当時の私の心境(という名の言い訳)
この作品実は長編の予定だったのを、コンテスト様に短くしたものなんです。
本当はミネルヴァの兄妹の話や、島を出た後の話についても書きたかったのですが、コンテスの文字数を超えそうで、泣く泣く没に……。
そして出し殻ら程度に残ったのが「人魚と言の葉」。
なぜ人魚の話を書こうと思ったのか?
某魔法学園ものの人魚兄弟にハマって、自分の中で空前の人魚ブームだったからです。
登場人物の名前について
主人公ネモはノーチラス号の「船長ネモ」が由来です。あとラテン語で「誰でもない」という意味があるみたいですよ。(Google翻訳で調べてみました)
ミネルヴァはお察しのように古代ローマの女神が由来です。杖の彫刻がフクロウなのもそれが理由です。
ちなみに蛇足ですが、彼女の兄弟の名前は皆、ギリシャ神話の神々の名前が付けられています。
裏設定では、彼女の一族はお守り的や加護的な理由で、神々の名前を付けているらしいです。
モデルの島について
この物語の島はギリシャのサントリーニ島をイメージしています。
執筆当時はこんな感じかなぁとギリシャの島々の写真を見ながら書いていましたが、最近になってようやく島の名前が分かってスッキリしています。
終わりに
そんな今の自分が読むとびっくりな物語ですが、昔はこんなことを考えてたのかと懐かしい気持ちになります。
もしこの記事を読んで、ナニコレと興味が湧く人がいたらよかったら。
↓「人魚と言の葉」(小説家になろう)